【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






蓮があたしに合わせて大学を決める、とかは絶対に嫌だ。

それだけは避けたいぐらいだ。


「んじゃとりあえず、ゲーセンでも行くか」

ゲー…セン?!

蓮が?!

「何驚いた顔してだよ」

「ぁ、いや…蓮はそういうの行かないと、思ってたから…」

「別に、好まないけど」

だよね…。

蓮って静かなところが好きなはず。


蓮はあたしの手を引きながら、ゲーセンへと向かう。

ゲーセンに着けば、蓮は「なんかとってやる」と言い出した。

クレーンゲームって…

すごい、難しいよね。


あたし、一回もとれた事ないんだけど…。




「なにがいい?」

「んー…」


せっかくとってくれるんだったら、

なんか…お揃いのものとかがいいなぁ。