「笑いすぎ」
俺はグッと桃嘉の手首を引っぱり、チュッと耳にキスをする。
今度は顔だけじゃなくて、耳まで真っ赤っか。
「ふはっ」
「わ、笑いすぎ…//」
「そんな笑ってねーよ。
…なぁ、コンピューター室で、なんかあった?」
「こ、んぴゅーたー室??
ぁー…えっとね、清本がすごい教えてくれた、かな?」
「…ふぅん」
桃嘉はクスッと小さく笑い、そっと呟いた。
「でもやっぱ蓮との一緒の方が、ドキドキするみたいっ///」
はにかむ桃嘉は暗くなっている道でも、
はっきりと見えるくらい真っ赤で、
輝いていた──…。