【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






昼休みになっても、蓮の機嫌の悪さは変わらないまま。

やっぱ…生徒会に入っちゃだめだったかなぁ…。

いつもなら膝枕を要求してくるのに、

今日だけはしてこなかった。

そのことに、少し…寂しさを感じた。



放課後になり、あたしはコンピューター室へと向かった。


コンピューター室に入れば、一番奥に会長が座っている。


「遅い」

「ご、ごめんなさいっ!」

「…まぁ、いいけど。早く座れよ」

「あ、は、はい…」

あたしは会長の隣に座る。

ログインパスワードとIDを入力して、コンピューターが開くのを待つ。


「…岸本ってさ、飯田とつき合ってんの?」

「へっ?///」

「つき合ってんの?」

「う、うん…//」

「ふぅん…」

「な、なんで?」

「いや、別に。朝一緒に来てたから気になって」

あ、なるほど。