【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~





翌日、下駄箱で上履きに履き替えると、下駄箱の近くで蓮が立っていた。

「蓮? 誰か待ってるの?」

「桃嘉」

「え?」

「桃嘉、待ってた」

え、なんで??

いや、嬉しいけどさ。

…初めてじゃん、こういうの。

「昨日、大丈夫だったか?」

「へ??」

「…何時に帰った?」

「えっと…18時、かな?」

「誰と?」

「ぁ、望と旭。ほら、あたしを誘いにきた子達!」

「ふぅん…」

「??」

「今日は一緒に帰れそ?」

「ぁー…どうだろ。あたし、仕事できちゃって…」

「手伝うか?」

「あ、ううん! 会長に手伝ってもらうから」


あたしがそう言うと、蓮は顔をしかめた。

あ、あれ…??