「誠二が教えながらやったら、間違い一つも出ないし、確認の時間も省かれるし」
「ぁ、いいかも」
「はぁ? ざけんな」
「でも、この中でできるの、誠二だけじゃん。
俺、図書委員頼まれてるし」
「あたし、放送委員会の手伝いだし」
「…わかったよ。
準備は俺と岸本でやる」
「…は、はい」
「あとは…また今度でいっか。んじゃ、今日は解散ってことで」
帰り際、旭ちゃんがコソッと耳元で言った。
「会長、なんだかんだで優しいから安心して」
…優しい、の?
ぶっちゃけ、すっごい怖いんだけど…。
一緒に準備とか…
今嫌われてるかもしれないのに、
さらに嫌われそう…。
その日の帰り道は、
旭ちゃんと望ちゃんと帰った。

