それからのお昼の時間、
ずーっと蓮からの注意事項を聞いていた。
「絶対一人で帰んなよ。
暗い道には行くな。
人通りの少ない道にも行くなよ。
誰も一緒に帰る人がいないんなら俺を呼べ」
お母さんじゃないんだからさぁ…。
心配しすぎだよ。
「桃嘉、膝」
それでも…
やっぱり甘えてくる蓮は可愛くて。
「はいはい♪」
蓮はすぐに寝てしまった。
…まだ寝れてないのかなぁ…。
蓮…
今、蓮が眠れずにいる理由はなんですか?
あなたの力になりたいのに、
自分の無力さが…憎い。
あたしは、
たった一人の愛する人の力にもなれない、
ちっぽけな人間…。

