【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






「ペンダントだ!」

俺があげたのは、

丸いペンダント。

中には、桃の花の写真があって、他の写真を入れられるようになっている。

「気に入った?」

「すっごく!! これ、何の花?」

「桃。桃嘉にぴったりだろ?」

「可愛いー…」


目を輝かせてる桃嘉を見て、

思わず顔に熱が溜まる。


「…なぁ、桃の花言葉、知ってる?」

「花言葉? チューリップしか知らない」


そりゃ、有名だからな。


「桃の花言葉は…」


俺はそっと耳元で囁いた。

また、案の定顔を真っ赤にさせる桃嘉。