「ペンダントだ!」 俺があげたのは、 丸いペンダント。 中には、桃の花の写真があって、他の写真を入れられるようになっている。 「気に入った?」 「すっごく!! これ、何の花?」 「桃。桃嘉にぴったりだろ?」 「可愛いー…」 目を輝かせてる桃嘉を見て、 思わず顔に熱が溜まる。 「…なぁ、桃の花言葉、知ってる?」 「花言葉? チューリップしか知らない」 そりゃ、有名だからな。 「桃の花言葉は…」 俺はそっと耳元で囁いた。 また、案の定顔を真っ赤にさせる桃嘉。