俺の肩に寄りかかって、規則正しい寝息をたてている桃嘉。
コイツは…どんだけ無自覚なんだろう。
っていうか、無自覚度が異様に去年よりアップしてるよな。
「無防備な寝顔しやがって…」
「ん…れ、ん…」
「ん?」
「…すき…」
「…はぁ」
ほんと…
勘弁して欲しい。
この前だって、
真っ赤な顔で、上目遣いつきで、
『エッチしたい…?///』
なんて聞いてきた。
ほんと…どんな神経してんだよって。
そんな事聞かれて、我慢しない男なんていないだろ?
今でもギリギリ理性保ってんのにさ。
覚悟ができてないのに、そんな事言うなよ。
心配してくれるのは嬉しい。
でも…
桃嘉を壊してしまいそうで怖いんだ。