【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






「んーでも、そろそろ…危ないと思うよ??」

「や、やっぱ…?」

「だって、かなり我慢してるって」

「う、ん…」

「まぁ、飯田と相談してみたら?」

「うん、ありがとう」

「いーえ。んじゃ、あたし帰るね。委員会も終わる時間だし」

「うん。ばいばい」

「また明日〜」


怜はヒラヒラと手を振って、帰ってしまった。

やっぱ…

ダメなのかなぁ、エッチしない女の子って。


いざとなると、恥ずかしくなっちゃうんだもん。



甘いチューだけでも、気絶しちゃいそうで。



そんな事を思いながら、机に伏せていると、教室のドアが開く音がした。

そっちに目を移せば、蓮が立っていた。