「んーでも、そろそろ…危ないと思うよ??」
「や、やっぱ…?」
「だって、かなり我慢してるって」
「う、ん…」
「まぁ、飯田と相談してみたら?」
「うん、ありがとう」
「いーえ。んじゃ、あたし帰るね。委員会も終わる時間だし」
「うん。ばいばい」
「また明日〜」
怜はヒラヒラと手を振って、帰ってしまった。
やっぱ…
ダメなのかなぁ、エッチしない女の子って。
いざとなると、恥ずかしくなっちゃうんだもん。
甘いチューだけでも、気絶しちゃいそうで。
そんな事を思いながら、机に伏せていると、教室のドアが開く音がした。
そっちに目を移せば、蓮が立っていた。

