【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






あたしは、そっと首にかかった指輪を握る。

これが…あたしの安心剤。


あの日、クリスマス…

蓮がくれたもの。


あの日の翌日、蓮は学校を休んだ。

理由は、もちろん熱をだしたから。

雪の日に、何時間もずっと立っていたら…そうなるに決まってる。


熱をだして、すごい不安だったし、申し訳なくてしょうがなかった。


何度も謝った。

だけど…心の中で、すごく、嬉しかった。



「好き」


あたしはチュッと蓮の瞳にキスを落とした。


昼休みが終わるまで、

あたしは蓮の髪の毛をいじったりして遊んでた。



起きちゃうかな、とか思いつつもなんか楽しくて。