「ってか、元から余裕なんてない。
いつもいっぱい、いっぱいで…情けないけど」
「…ほんとに?」
「ほんと」
「…いつも、余裕だと思ってた」
「いつも不安だよ」
「…それは、
あたしが好き、だから…?//」
「うん」
「…嬉しい」
「桃嘉が嬉しいのが、俺は嬉しいよ」
優しく、唇を重ねる。
嬉しそうに、顔を真っ赤にしてはにかむ桃嘉。
「…桃…」
もう一度、頬に手を添えて、
唇を重ねた。
唇を離せば、後夜祭の音楽が聞こえて来た。
「…戻る?」
「ううん…蓮と、2人っきりでいたい」
「ん、俺も」
そっと抱き寄せる。

