「ぁー…ってか、そろそろヤバイ」

「ぇ…?」

「桃嘉を襲いそう」

「っ?!?!///」

「ふっ」

優しく笑う彼。

不器用すぎる彼。




なんで…信じてあげられなかったんだろう。





こんなにも、あたしを愛してくれていたのに。



思えば…

蓮は、ずっとあたしを大切にしてくれた。


初エッチの時だって、

あたしのことばかり考えてくれて。

ずっと待っていてくれた。



もぅ、揺るがない。

揺るぐ事はもうない。



何年経っても──この想いだけは。