【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~





その後、桃嘉とクレープを食べた。

そろそろ時間やばいよな…。

ケータイの時計を見れば、もう18時を過ぎている。


「…そろそろ、帰るか」

「もぅ18時じゃん!」


あからさま、『勉強できない』って顔をしている桃嘉。

いちよう、釘刺しとくか。


「桃嘉、今日は帰っても勉強すんなよ」

「はぃっ?!」


こいつ…。


「絶対な」

「え、えー無理!」

「今日はダメ」

「…ねぇ、なんで今日はダメなの?」


言った方がいいよな…。

ハテナマークでいっぱいな桃嘉を見て、「はぁ」とため息をつきながら、

真っ直ぐ桃嘉を見て言った。