「じゃあ…あたしは、帰るね」

「おぅ。じゃあな」


三十分後に…彼はここをでるんだ…。



学校を出れば、

校門のところに…


あたしの”大好きな人”が立っていた。




「よっ、奈津子」

「…せんせい…」




桃嘉チャン──


あたしは、本当にあなたが羨ましいです




叶う恋なのに…


叶わない恋をしてるあたしと違うのに。