言い終わって、蓮を見れば…すごい、怖い顔をしていた。 怒ってる…。 「桃嘉、それが桃嘉の本音?」 「…」 「俺の事が嫌い…?」 「そ、そんな事言ってない!!」 「そう聞こえる」 なんで… なんでそんなに冷静なの…? 「…ッ。 蓮なんか大っ嫌いだよっ!!」 あたしは、お弁当を持って、その場からダッシュ。 いつも…そうだ。 あたしばかりが、不安にさせられる。 変わりゆく周り── それと共に… あたしたちの想いも、 変わってしまうのだろうか。