「慰めてもらってたの」

「え…」

「慰め。蓮くんってさ、すっごい優しいよね。
桃嘉チャンが惚れちゃうキモチ、すごいわかるよ」


なんだろう…この違和感。

笑顔で離す奈津子ちゃんが…怖い。



「だからさ、ちょうだい?」




「え──…?」






葉っぱの色が変わる。


制服が変わる。


周りも…変わっていく。


だけど


あたしの蓮との関係


幸せに笑い合う日々だけは



変わらないと、信じていた──。