九月になって、
周りは受験勉強。
だけど…それどころじゃない。
桃嘉への告白はつきないし…。
しかも、桃嘉はそれを告白だと思ってないのがすごい。
いや、逆に安心できるんだけど。
さらに困るのが、
いつも告白情報を伝えてくれてた間宮がいなくなったから、
俺は噂で手に入れないといけない。
ほんと…
間宮のありがたさがわかったというか…。
「れーんっ♪」
俺のところに、満面の笑みでやってきた桃嘉。
「帰ろっ!」
「おぅ」
変わっていく、周わり
だけど、
この…
桃嘉との関係と
この笑顔は、
一生変わらないで欲しい──。

