【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






九月になって、

周りは受験勉強。

だけど…それどころじゃない。


桃嘉への告白はつきないし…。


しかも、桃嘉はそれを告白だと思ってないのがすごい。

いや、逆に安心できるんだけど。


さらに困るのが、

いつも告白情報を伝えてくれてた間宮がいなくなったから、

俺は噂で手に入れないといけない。



ほんと…

間宮のありがたさがわかったというか…。




「れーんっ♪」


俺のところに、満面の笑みでやってきた桃嘉。


「帰ろっ!」

「おぅ」


変わっていく、周わり


だけど、


この…

桃嘉との関係と


この笑顔は、


一生変わらないで欲しい──。