【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~





昼休み、あたしは蓮に奈津子ちゃんの事を相談してみた。


「ふぅん…あいつが、ねぇ」

「なんか知ってる?」

「いや、知らね」


蓮ならなにか知ってるかと思ったんだけどなぁ〜。


「…安心しろよ」

「ぇ…」

「あいつなら、大丈夫」

「…うん」


なんか…

蓮ってやっぱ、奈津子ちゃんのことよくわかってるなぁ。


そう思うと、ちょっと寂しくなった。



「ふっ。心配したり、ヤキモチ妬いたり、桃嘉チャンは大変ですね」

「なっ…ん」


バッと蓮の方を向くと、

そっと触れるだけのキス。