【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~





「桃嘉、帰るぞ」

「へっ?」


あからさま驚いてる顔を見て、心の中でクスリと笑う。

「早く支度しろ」

「ちょ、ちょっと待って」


支度がし終わったのを見て、隣を歩く桃嘉の手をそっと握る。

そして下駄箱に行き、帰り道とは逆の方向を歩く。


「れ、蓮??
家、こっち…」

「いいから。今日は放課後デート」

「ちょっ、あたし勉強…」


言うと思った。

俺はあからさま嫌な顔を見せた。


そんな俺とは逆に、桃嘉はハテナマークでいっぱい。


「今日は勉強なし」

「む、無理! 授業だって」

どんんだけだよ…。

別に、桃嘉が授業についていけてない、なんて思わないけどな…。

成績だって、お世辞でも良いとは言えないけど、悪くない方だ。

中の上ぐらいで、全然良いと思う。


俺は桃嘉に力強く言った。

「今日はデート」