今日…

桃嘉が浴衣を着て、出て来たときは焦った。



去年より数倍綺麗になっていることを…


思い知らされた。


だから、

触れたら…

自制が効かない気がしたんだ。


場所なんて関係なく、めちゃくちゃにしそうだった。



「蓮…あ、りがと…」

「ん」

桃嘉は上でまとめてた髪も濡れておろした形になっている。

服は、俺がバスタオルと一緒に渡したジャージ。


「ぁ、ぅ…えっと…//」

「焦んなくていい」

「ぇ…」

「あんな事言ったけど…まだ我慢できるし。な?」

そっと桃嘉の頭を撫でながら言った。

だけど…


「いや」


桃嘉はギュッと俺の胸に抱き着いて、小さく呟く。


「あたしが…触れないとダメなの…//
お願い、触れて…?//」


ヤバイ。

ヤバイよ、お前。