【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






前は…


『ごちそうさま』


キスしてくれたのに。


繋がれていない手。

触れない唇。


それが…とても寂しかった。



そんな事を思っていると、

隣に蓮がいない。


「あ、あれ…」


嘘…


迷子…??


とりあえずあたしは、近くにあるベンチに腰をおろした。


はぁ…せっかく浴衣着たのになぁ…。

似合って、なかったのかな…。


思い浮かぶことは、全部マイナスなことばかり。


あたしの目から涙が溢れそうになった時だった。



「桃嘉っ!!」



あたしの大好きな人の声がした。