「H女大だったら、蓮と一緒に大学行けるかな、って…」
顔を真っ赤にしながら、下を向いている。
…マジ??
こいつ…自分の進路、全部俺に合わせてんの??
だんだん、今まで桃嘉が勉強を頑張って来た理由がわかった。
「…俺と同じJ大にすれば?」
「む、無茶なこと言わないでよっ!!
J大なんて、行けるわけないもん…」
T大に行ける可能性あるのに、J大に行けないわけないと思うけど??
「それに、絶対逢う時間減るし…」
まぁ、だろうな…。
J大って、T大とは真逆の方にあるし。
逢う時間が減るのは、俺も勘弁。
「俺だってさ、T大受かるとは限らないんだぜ?
そこ、考えてる?」
俺が受からなかったら、俺はJ大に行くつもりだ。
そしたら、桃嘉とは確実に逢う時間は減る。
「蓮が受からないわけないもん…」
「俺だって人間だから、落ちることぐらいあります」
ショボンとしてる桃嘉を見て、溜め息。
でも、さすがに…H女大は桃嘉の親も許さないと思う。
正直…レベルとかの問題じゃなくて、個人的にH女大には行って欲しくない。
H女大の校門の前には、男子大学生がうろちょろしてるって話聞くし。

