【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~




「んー…大丈夫! たぶん…」

「はぁ」

「でも、お父さん、蓮のこと嫌ってないよ?」

「いや、そうじゃなくてさ…」


『彼氏の家に泊まる』ってことは、いろいろ誤解されやすいわけで。

桃嘉にそういうキモチがなくても、向こうは誤解するんだよ。


そうなると…

いくら俺が桃嘉の家族に気に入られてても、反対されるじゃん。



「れん?」

「ぁーまぁ、できる時がきたらだな」

「うんっ♪」

「んじゃ、課題やるか」

「蓮、どこまで終わったー?」

「数学と古典は終わらした」

「ぁ、同じ〜」


ヘヘッと笑う桃嘉。

その顔は…少しだけ、寂しそうに見えた。


やっぱ、まだ間宮のことがすっきりできていないんだと思う。

毎日俺の家に来るのだって、それが理由なんじゃないか、って思ってる。

だから…断れない。

少しでも寂しい思いはして欲しくないから。