「桃嘉、行くぞ」
「うん! おばさん、ありがとうございました!」
「いえいえ。じゃあ、いってらっしゃい」
蓮と手を繋ぎながら、家を出る。
「おふくろとなに話してたわけ?」
「ん? アルバム見せてもらってた!」
「あのババァ…ろくなもん見せてんじゃねーよ」
「ふふっ」
照れくさそうにしてる蓮が可愛くてしょうがない。
やっぱ、小さい頃も可愛いけど…
あたしはこっちの、今の蓮の方が好き。
「間宮とは連絡とれてんの?」
「ううん、なんか忙しいみたいで…」
「ふぅん」
なんだかんだで、心配みたいで、逢う度に聞いてくるんだよね。
ほんと、素直じゃないんだから。
「ふふっ」
「何笑ってんだよ」
「べっつにー!」
呆れ顔の蓮。
それでも…
繋いだ手を離そうとしない。

