「はぁ…」
「…ごめん、迷惑、だった…?」
「…はぁ。ほら、上がれよ」
「やったぁ♪」
あたしは蓮の家に足を踏み入れる。
「あら、桃嘉ちゃん!」
「おばさん、おはようございます!」
今は、もう8月に突入している。
7月中も毎日のように蓮の家に遊びに行っていたあたしは、
おばさんとさらに仲良くなりました。
「蓮、言ってくれたらお菓子作ったのに」
「唐突に来られたのにそんな事言わないでください」
「ばっかね!! 彼女なんだから、ここに誰もいなくても来るわよ!!」
「…それ、ただの不法侵入じゃねぇか」
飯田親子の会話は、すごい楽しい。
…あれ??
「蓮、栞さんは?」
「…」
??
ハテナマークをだしていると、いきなりリビングのドアが勢い良く開いた。

