はぁ…あんま無理して欲しくないんだけど…。
「桃…」
俺はそっと桃嘉の頭にチュッとキスをおとした。
桃嘉のことだ。
一つの事に頑張れば、とことん頑張るに違いない。
今日…どっか連れて行くか。
俺は今日の放課後の事を考えながら、
桃嘉の手をそっと握った。
「…れ、ん…」
「んー?」
「れん…」
「…呼んでるだけかよ」
間際らしい寝言だ。
はぁ、とため息をついた瞬間だった。
「すき…」
こいつは…どこまで無防備なんだ。
「襲われんぞ…」
一秒たりとも、離れられない。
いや…
離れたくなんかない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…