昼休み、うとうとしながら隣で飯を食っている。

大丈夫かよ…。

「桃嘉、寝る?」

ぷるぷると子犬みたいに首を横に振る。

可愛いんだけど…。

「蓮ー…」

「ん?」

「…ノート、貸して…」

マジ大丈夫か…??

「何の?」

「全部…」

「お前ノートとってんじゃん」

「学年トップのノートみたい…」

「…放課後貸すから」

「ん、ありがと…」

マジ寝そうな勢いだな…。

夜、全然寝てないんだろうなぁ…。

俺はそっと桃嘉を引き寄せて、無理矢理肩に寄りかからせた。

「んっ…」

「寝ていいから」

「んー…」

しばらくして、すーすーと寝息が聞こえてきた。