「ねぇ、怜。
怜って、友達作りたくないの?
いつも一人でいない??」
「ひ、人見知りなのっ//」
「…ぷっ」
「わ、笑わないでよ!」
笑うしかない。
だって…
言葉は強気で、
見た目もクールで美人なのに、
人見知りだなんて。
その日から──…
あたしと怜は、ずっと一緒にいるようになったんだ。
怜もだんだん照れなくなって、
耳を赤くしたりなんかしなくなった。
クラスの子と話すと、時々なってたけど。
怜とは…ものすごく、気が合うんだ。
あたしと同じで、
アイドルとか、クラスの男子とかに一切興味をもたない。
『どうでもいい』って。
あたしとは…正反対なのにね。
そんな怜が、大好きになっていた。
だから、
離れる日なんて…こないと、
信じてた。

