え、お、怒っちゃった…?!

「れ、れんー…」

歩き出す蓮を追いかける。

追いつけば、あたしは思わず吹き出した。

ヤバイ。

笑いが止まらない。

「なに笑ってんだよ」

「べっつにー!」

「意味わかんね」

「蓮、また…デートしてくれる?」

「気が向いたらな」

「ふふっ」


耳まで真っ赤かな蓮が可愛くて仕方なかった。



ありがとう、蓮。

すっごい嬉しいよ。



帰り道、あたし達は手を繋ぎながら少しゆっくりと帰った。