「ぁ、蓮。短冊、何か書いた?」 「いや、なんも」 「なんだ…」 「…願いごとなんて、書いたって叶うことじゃねぇし」 「?」 「俺が叶えることだから」 「意味がよく…」 「秘密」 俺はそっと桃嘉の唇に口づける。 『桃嘉が幸せになりますように』 俺が…幸せにするから。 誓うよ、桃嘉。 二年記念日… また、 君との距離が縮まった。