桃嘉を見れば、

目に涙をためている。

今にも溢れ出てしまいそうだ。


「ふっ、泣き虫」

「う~っだって…」

「…二年記念日の言葉、決めた」

「ぇ…?」



大切で、

大好きで、

宝物な君に。



「これから何年経っても、




桃嘉の側にいるから」





この言葉に、


全ての想いがこもってる。




君に、届いただろうか──…。