情けねぇ…。 「…明日、頑張れや」 「あ? 明日?」 「七夕祭」 は──…? ケータイを開けば、7月6日。 …やっべぇ…言葉とかなんも考えてない。 プレゼントも、買う金ねぇし…。 完璧忘れてたし…。 「ぁ、そういえばさ」 「?」 「山口がお前の事好きだって」 「あっそ」 「…うわ、最悪だな、お前」 「自分で言ってこない、なんて本気じゃないの丸わかりなんだよ。 そういうの、返事すらする気になれない」 「…変わったな、お前」 「?」 拓海は何か呟いて、立ち上がった。