そんな俺の葛藤をよそに、ナツが唇を離して耳元で笑いながら挑発気味に囁いた。 「…そんなもん?」 そこまで言われて黙ってられるほど俺の理性は強くない。 「…こんなもんなわけあるか。後悔すんなよ?…覚悟しとけ。」 俺のS魂に火つけちゃったのはナツだし、俺もう本能に忠実に生きることにしようかなぁ… そんなことを思いながらナツをベッドに沈め、意地の張り合いみたいな形で俺達の身体は重なった。