－ｉｆ－*。 もしも僕が、愛していると言えたなら

おかしそうに笑うナツミを見ていたら、なんかちょっとからかってみたくなった。

麻友のことがあってちょっとおかしくなってたのもある。

麻友と別れたばっかなのにナツミから目が離せなかったのは、『ただちょっと遊んでやろうと思っただけだ』って自分に言い訳したかったのかもしれない。



とにかく、なんか、この子に俺の方を向いてほしかったんだ。