「あ、じゃあいいです」
「俺はね~」
とうとう自分で言ってるし…。
「20日」
「20日…遅いですね」
「まぁな」
「羽田くんもとうとう社会人か…」
「4月になってからな」
「羽田くんが郵便屋さんなんて…(笑)」
「言っとくけど、俺は郵便屋に就職したけど、手紙を配る役じゃねーからな」
4月から羽田くんは郵便局に務める。
だから羽田くんも3月の中旬にこのコンビニを辞める。
あたしと羽田くんの唯一の接点がなくなる。
「あ、これ佐伯が置いてたぞ」
手の上に置かれたのは、あたしのお気に入りのグミの全種類。
その上には2つ折の紙があって、佐伯くんからのメッセージだった。
「あはっ」
佐伯くんらしい…。
「なんて書かれてたんだ?」

