ロッカーを挟んで2人で着替える。
「うさ子はいつからここに来たんだっけ?」
「高1の8月です」
そういえば、明日でこの高校の制服も最後だ…。
「高1っ!?若ぇ~な。うさ子が高1なら俺は大学2年生か」
「大学2年生!?…羽田くんも大きくなりましたね」
「お前はどこから目線だよ(笑)」
ロッカー越しから聞こえる大好きな人の声。
ここでその声を聞けるのも最後か…。
「うさ子着替えた?」
「…はい」
脱いだコンビニの制服を鞄に入れて、ロッカーがある所からテーブルがある所に移動した。
「俺様を待たすなよ」
「どーせ数分でしょ」
「うさ子、今日制服だったんだな」
「はい。学校があったんで」
「そっか。卒業式はいつなんだよ」
「明日です」
「明日!?早いな」
「羽田くんはいつなんですか?」
「俺?聞きたい?」
いつもの意地悪な笑顔。

