タイムリミットはもうすぐそこだった。
「原田ちゃん、交代だよ」
「店長…」
「原田ちゃん、お疲れ様」
店長は笑って花束をくれた。
「店長…」
「今までありがとね」
“今日からアルバイトとして入りました。原田宇佐美です!よろしくお願いします”
あの頃よりあたしは成長できたのだろうか。
「今まで…ありがとうございました」
「度々遊びに来てね」
「…はい」
「うさ子、良かったな!花束貰えて」
さっきまで黙っていた羽田くんが笑って頭を撫でてくれた。
「佐伯くんも来たし、羽田くんも上がっていいよ」
「はい」
佐伯くんが店にでてくると、2人で事務所に戻った。

