「…ただいま」
「宇佐美?おかえりなさい」
「うん、ママあたし今日はもう寝るね」
ママの返事を聞かずに急いで階段を登った。
本当は自分の部屋に入っていっぱい泣こうとした。
でも、自分の部屋の隣の部屋に目がいった。
みぃくん…。
自分の部屋を通り過ぎてみぃくんの部屋の前に立った。
コンコン
「みぃくん?入っていい?」
「ん?いいよ、」
みぃくんの返事を聞くと、ゆっくりドアを開けた。
みぃくんはベッドの上に寝っ転がった状態で雑誌を読んでいた。
「みぃくん…」
「ん?…え、うー、どうしたんだよ」
雑誌から視線を上げて、あたしの顔を見た瞬間、立ち上がって驚いた顔をして近づいてきた。
「誰かに泣かされたのか?」
「…違うよ」
「何かあったのか?」
さすがは妹大好きお兄ちゃん…。
泣きそうな顔をしてあたしを心配している。

