バックのドアを閉めた瞬間、その場に座りこんだ。
「ハァ…」
羽田くん片思い1日目にあれはキツイ…。
ドキドキしっぱなしだよ…。
いつもの羽田くんの行動とかは予想できるのに、時々予想外な行動をする羽田くん。
そんな行動にいつもドキドキしちゃうあたし。
「あたし、毎回こんなんで大丈夫かな…」
ドキドキしすぎて体が追いつけない。
「ハァ…仕事しよ」
恋を頑張るのも良いけど、今は仕事中だ。
ちゃんとしないと。
あたしは深呼吸してバックから出ると、トイレの掃除や外のゴミを回収したり、羽田くんから離れて無理矢理仕事を集中してやった。
「おい、うさ子。そろそろこっちに来いよ」
「あ、はーい」
声をかけられたのは20時。
上がる1時間前だった。
「掃除ありがとな」
「仕事ですし、お礼言われることじゃないですよ」
羽田くんのこういう所が好き。
あたしはただの当たり前のことをしたのに、お礼を言ってくれる。
いつも意地悪だし、変なことを言うけど、根は優しい人。
「暑かっただろ?」
「入口でしたし、涼しかったですよ」
「うさ子は優しい子だな」
羽田くんって頭を撫でるの癖なのかな…?
羽田くんは優しくあたしの頭を撫でる。

