あなた色に染まりたい

もう一度蓮の瞳を見つめると、蓮もあたしを見つめていて、至近距離で視線が絡む。


どきんっと鳴らした心臓の音を隠すように、目の前の唇にそっと自分のそれを重ね合わせる。


それと同時にあたしの腰に手を回してきた蓮は、そんなあたしに応えるように強くそれを押し付けてきた。


そのまま唇を割って咥内に滑り込ませてきた蓮の舌は、ゆったりと味わうように隅々まで這わせていく。


その動きにじわりじわりと身体が熱くなってくる。


そしてその熱に浮かされたようにあたしも蓮の背中に腕を回し、もっともっと……と求めてしまう。


こうやって、蓮の傍で蓮と触れ合えるだけで嬉しいなんて、本当に幸せだと思う。


この気持ちをずっと忘れたくない。



きらきらと瞬く星たちが見守る中、あたしたちはいつまでもキスを交わし続けた。




fin.