「まぁ、アイツらの中で何があったか知らねぇけど。気付いたら、高見と小室が付き合ってた。 それが事実だ」 それが、事実。 部長の言葉が重い。 そう感じるのはなんでだろう。 部長も信じられなかったからかな。二人が付き合うことに、信じられない気持ちが大きかったから? 「付き合ってから、高見のハイジャンには覇気がなかった」 それは、付き合った所為ですか? それとも、何か違う原因があるのですか? 「そしてアイツは……、小室と別れて跳ばなくなった」 “それが真実だ”