「ちょっとくらいええやろ!?」
「近付くな変態」
休み時間、媛の元へ行こうとする友貴を全力で阻止している翠ちゃん。
「あの…どうしたんです?」
「あぁ気にしないで」
翠ちゃんがニッコリと言う。
「会長様にそんなことしてええとでも…」
「……」
そう…残念なことに友貴は生徒会会長。なんでこんなやつが…と何回思ったことか…。
顔は可愛いのに中身はオッサン変態。こんな残念なことがあるかっ!!
でもまぁ馬鹿だけど何事も公平、やるときはやるという具合である。
「媛ちゃんはどこからきたの?」
「隣の隣の町から来たよ。学校が遠くなっちゃって」
あははと明るい笑顔。
「実は両親いなくて今親戚の家にいるんだ」
この時私は「高城」という名字をどこかで聞いたことがあるような気がした。
どこで?
「恋ちゃん?」
「ううんなんでもない」
「大変だね。いつでも頼ってね」
優の言葉が胸に突き刺さる。優は私の家の事情を知らない。もちろんクラス全員。知られたくないから。
「ありがとう」
媛ちゃんは天使のような笑顔で言う。
「近付くな変態」
休み時間、媛の元へ行こうとする友貴を全力で阻止している翠ちゃん。
「あの…どうしたんです?」
「あぁ気にしないで」
翠ちゃんがニッコリと言う。
「会長様にそんなことしてええとでも…」
「……」
そう…残念なことに友貴は生徒会会長。なんでこんなやつが…と何回思ったことか…。
顔は可愛いのに中身はオッサン変態。こんな残念なことがあるかっ!!
でもまぁ馬鹿だけど何事も公平、やるときはやるという具合である。
「媛ちゃんはどこからきたの?」
「隣の隣の町から来たよ。学校が遠くなっちゃって」
あははと明るい笑顔。
「実は両親いなくて今親戚の家にいるんだ」
この時私は「高城」という名字をどこかで聞いたことがあるような気がした。
どこで?
「恋ちゃん?」
「ううんなんでもない」
「大変だね。いつでも頼ってね」
優の言葉が胸に突き刺さる。優は私の家の事情を知らない。もちろんクラス全員。知られたくないから。
「ありがとう」
媛ちゃんは天使のような笑顔で言う。



