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「拓郎たちの部屋は入っても大丈夫だと思うけど、翔子たちの部屋に入っても平気かな?」




「大丈夫でしょ」




「じゃあ、起こしてくるね」




洋平は二階へあがった。




まず、拓郎たちの部屋をノックした。




どこが拓郎たちの部屋か、というのは、なんとなくわかった。




「はーい」




麻美の声がした。




麻美は起きているようだ。