「きっと、敬王国の反撃を読んでいたんだろうな、隣の常王国は」




傷神が牽騎に話しかけました。




「ああ。これからどうする?」




牽騎が傷神に聞きました。




「俺たち二人じゃ常王国の軍全体を敵にして戦うことはできない。まず、情報を収集して、それから策を練ろう」




「どうやって情報を収集する?」




「敵軍の兵士に志願してみないか」