二人は追っ手を倒しながら、どんどん常王国から離れていきました。




常王国から離れるほど、追っ手に出会うことも少なくなっていきました。




ようやく追っ手が来ないほどの遠くまで逃げたところで、二人は意識を失いました。




二人が意識を失ったのは、美しい湖の湖畔でした。




どれくらい時間が経過したでしょうか。




気がつくと二人は部屋のベッドに寝かされていました。




体中に包帯が巻かれていました。