ビデオを見ようとしたとき、部屋をノックする音がした。




誰かな、と思ってドアを開けてみると唯だった。




「ビデオ、見るんでしょ?」




「よくわかったね」




「私も続きが見たかったから」




「入って」




洋平は唯を部屋に招き入れた。




唯をベッドに座らせると、洋平はビデオを再生した。




そして、昨日と同じように唯の後ろに座った。




唯は頭を洋平にもたれかけてきた。




テレビから女性のナレーションが聞こえてきた。