だから、わざわざお坊ちゃんなんて嫌な言葉を使ったのか…
ん?
「じゃあ、学校に行ってない理由は?」
「それは、無理やり警備会社を手伝わされてるから…高校は、通信で行ってることになってるよ…一応…」
「………ここまで話したんだ、もう猫かぶりするのは、止めていいか?深緒。」
…やっぱり……男にしては、言葉遣いが綺麗だと思ったんだよね…
「半分くらいでしょ?猫かぶりは…」
「…なんだ、話がはやいじゃねーか!まあ、ちょっと口が悪くなる程度だがな。」
「初めからおかしいと思ってたんだ、あの高柴組のヤクザをやったときと口調が違うなって…それは、社長子息だから学ばされた口調が入ってるってこと?」
「ああ、まあそうだな…深緒はそろそろ寝な、体に障るぞ…お前の話は明日聞くとしようじゃないか!俺の話は、おいおいしていくさ…深緒あんたとは、気が合いそうだからな!」
「同感だ。じゃあお言葉に甘えて寝るよ。麗弥お休み。」
あたしは、そうしてゆっくり目を閉じた。

