キーンコーンカーンコーン
「余裕ぶってだらだら話してた割にわギリギリだったな、俊二」
「だな、ってかまたお前とクラス同じかよ、光輝」
「よっ、俺もだぜ」
振り返った瞬間、俺達は目を疑っただろう。
「ウワァーーーー!」
「おぃおぃ、なにもそこまで驚かんでも」
「だって雄太がまともに学校来たの半年ぶりじゃねーか。なぁ光輝。」
「いやいや、8ヶ月ぶりぐらいだろー。」
「つーか、そんなことよりも嵐かなんかくるって塩巻いとけ塩!」
「塩なんかまかんでええわ!」
ドン、ゴス
元ボクシング部の雄太の洗練された左ストレートが俺の左頬を、某格闘ゲームの昇竜拳が光輝のアゴを…
