「ぇ?」

どういう事?・・・もしかして騙された?

「絢ちゃんはバーカッ。廉様が居る訳ないじゃん」

腕を前に組み馬鹿にしたように鼻で笑う

「もう貴女が許せない。私は、昔から廉様がスキだって・・・それで告白したけど振られたのよ。」

「だからって・・・」

「廉様が本気になる相手がアンタなんて許せないわ。絶対に!!!」

怖い。・・・尼崎君、どうしよう
怖いよ・・・

一歩一歩、莉子が私に近づいてきてとうとう後ろは壁になってしまった

「逃げてもむ~だっ」

「・・・酷いよ」

「なんだって言いなさいよ」

ガチャッ


「絢っ!!!!!!」

「廉様?!」


ドアの前には尼崎君がいた、