「?!」

名前を呼ばれドキンッと高鳴る
心臓。ヤダ・・・どうしよう。

爆発しそう。

「あ~や。
なに固まってんの。座って」

顎で座るように指示して
こっちを見る。

それにしても、あの怖いヤンキーには
見えない。だって絢って名前を
呼んだ時の優しい笑顔。

はぁーキュンッてくる。


「あの・・・尼崎君。
どうしたんですか?」

「ぁー。別に深い意味はないんだけど
ずっとオマエを探してて、な?」

目を細め優しく笑う。

「ん。・・・尼崎君。」

何故か無意識に目を閉じてしまう。
尼崎君のジッとみる瞳に吸い込まれてしまう